こんにちは

皆さん、これ読めますか？

「子子子子子子子子子子子子」

かの「宇治拾遺物語」（鎌倉時代の初期にまとめられた、１９７話の説話集）の一節です。

『平安時代、内裏に「無悪善」と書いた立て札が立てられた。
嵯峨天皇は、学者の小野篁（おののたかむら）に読み方を聞くと、「悪（さが）無くて善からん（嵯峨天皇がいなければよいのに）」と読み、嵯峨天皇を呪うメッセージと解読。
　
嵯峨天皇は「この立て札を解読できたのは、お前が書いたからではないか？」と激怒。
「自分は何でも読めるのです」と小野は弁明した。
そこで嵯峨天皇は「子子子子子子子子子子子子」と子の文字を12個書いたものを「読め」と言った。
　
小野は「ねこのここねこ、ししのここじし」と読んだ。嵯峨天皇はにっこりと微笑み、怒りが解けた。』

(◎_◎;)

そんなん読めません。

読めたからと言って、大したこと書いてありませんし。

なんて思ってしまいますが、こんな物語を昔の人が作ったのかと思うと、面白いですね。

昔の人が現代にタイムスリップしたら、どう思うんでしょうか。